水玉の幻想


図書館で借りたDVD「カレル・ゼマンと子供たち」。何作かあったけれど、カレル・ゼマンについても彼の映画についてもあまり知らなかったので、「ゼマン70歳の誕生日を記念するドキュメンタリー短編映画」というこの作品を選びました(ファンタジーな特殊効果のトリックや、製作現場をのぞくことができる)。
CGなどなかった時代の微笑ましく、アイディアあふれる特撮の仕掛けはすべて気の遠くなるような手作業・・・(でも楽しそう)。小さな潜水艇や切り絵、大きな恐竜の模型からセットまでなんでも作る。そしてできあがったフィルムはまるで魔法のよう!
なかでも、繊細なガラス細工を使った「水玉の幻想」。躍動感あふれる馬車が氷の上を走るシーンや、魚や珊瑚、貝やあぶくまでガラスで表現した海の底のシーン。それだけで何故か泣きそうになる。これは図書館にある作品、すべて観なくては!!
それにしても、カレル・ゼマンとかディック・ブルーナとかチャールズ・M・シュルツとか、「わーい」と駆け寄っていって、お膝の上に座りたくなるような雰囲気がありますね(孫目線で)。
写真は、小学生のころ集めていたガラス細工の一部・・・。