百貨店

「猫、猫、子猫 どこにいた?」「女王あいたさに ブルーミングデールへ」

そごう心斎橋店が閉店されるそうですね。。確かに以前、化粧室を求めて「ココならキレイかも!」と飛び込んだら、大々的な改装後にもかかわらず美術館のように静まりかえっていました。老舗百貨店の閉店、合併、ショッピング・センター化・・・。デパートに行くのは「よそゆきの服を着て出かける、わくわくするイベント」だった時代を経験している者としては淋しいニュースです。
1981年に出版された「ブルーミングデール / ストア・アズ・クリエイター」。1872年に誕生したブルーミングデールズの伝記のようなもの。「全マーケッター必読の書!」と帯に書かれているけれど、興味深いエピソードやアイディア。ディスプレイやポスター、紙袋、風刺画などの図版も多く、面白い本でした。

・1976年、エリザベス女王を招待したときのすったもんだ。
・休みをとる暇のなかった従業員が、娘の結婚式を閉店後のピアノ売り場で行いそれを偶然見つけた社長がレストランの冷蔵庫を解放し、一緒にお祝いをした。
・季節ごとにデザインが変るショッピング・バッグ。
・モデル・ルーム。(ほら穴部屋、トルーマン・カポーティの仕事部屋、バーンスタインの部屋、エジプト風、宇宙船etc. どれも半端じゃない凝りよう)
・殺人バチのハチミツの販売。
・マネキン製作家リーブマンによる、アクセサリーや帽子用のマネキン。
・実際の食堂車を模した「ル・トラン・ブルー」という名のエレガントなレストラン。
・膨らんだスカートのウィンドウ・ディスプレイ。長方形の大きな照明が、マネキンの上半身を隠している。夜になったらスカートがぼんやり照らされて出されてきれいなはず。
・映画「マンハッタン」でダイアン・キートンと恋人が出会う場所は、ブルーミングデールズの化粧品売り場。ウッディ・アレンもブルーミングデールズのファンだったそう。
・上司について。「一度何かを成功させてみると、それをもう一度繰り返したいという強い誘惑に駆られるのですが、それに対し彼は絶えず他の方向へ手を伸ばすように私たちを指導してくれた」
                               ・・・etc.

まだまだあるけれど、ひとつひとつにかけるエネルギーとアイディアと地道な仕事ぶり。本で知っただけでも楽しそうなお店に思えます(今はどうなってるのかな)。他の百貨店のこういう本も読んでみたい。できることなら、世界中の百貨店をめぐる旅をしたい!

何年も前になるけれど、京都高島屋×レディメイドのパーティは楽しかったなぁ〜!ブライトンホテルのバンケット・ルームで丸いテーブルを囲みながら、美味しいサンドイッチと紅茶、小西さんおすすめの焼き菓子を食べる午後。それからは小西さんのトーク・ショウ、水森亜土さんのライヴ・ペインティング&プレゼント大会、小西さんのDJタイム。最後にはお二人と一緒に写真まで撮っていただいた。帰りにはムッシュのCDや、グルーヴィジョンズのグッズのおみやげ付き。楽しかった、楽しかったと何年たっても友達に言っています。
京都高島屋グルーヴィジョンズのショップをオープンしたり、ポスターに森本美由紀さんのイラストを使ったり、ムッシュトーク・ショウやロマンチカのファッション・ショウを催したり、私にはうれしい百貨店。でも今年のヴァレンタインは、メリーチョコレート×高島屋×レディメイドのコラボレーション「CHOCOLAT TOKYO 」がなくてがっかり。。。ぜひまた企画して下さい!!!!!


ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事 (Mag comics)百貨店大百科 [DVD]ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック[rakuten:heartbeat-online:10001418:image:small][rakuten:primogrande:1011623:image:small]

  1. 以前、大叔母に会ったとき「あなたデパートの帽子売り場なんか合うんじゃないかしら」と言われた。
  2. やる気のない従業員を奮い立たせるのは至難の業。
  3. 「かどわかされて」はデパートが舞台の曲。
  4. バービーもブルーミーがお好き。
  5. 紙製がいいな。